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【漫画】約束のネバーランド~僕たちは食糧だった~【レビュー】

草原と青空 感想

【漫画】約束のネバーランド~僕たちは食糧だった~【レビュー】

2019年1月より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ化決定。
Amazonプライム・ビデオでも独占配信予定です。
GFハウスからの脱獄までが描かれます。

基本情報

原作・原案:白井カイウ
作画:出水ポスカ
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ

主要登場人物

  • エマ
  • グレイス=フィールドハウスに住む孤児で、最年長の一人。11歳の女の子。抜群の運動神経と驚異的学習能力を持つ。認識番号は63194。

  • ノーマン
  • 孤児最年長の一人。11歳の男の子。ダントツの頭脳を持つ天才児。認識番号は22194。

  • レイ
  • 孤児最年長の一人。11歳の男の子。ノーマンと唯一互角に渡り合える博識で知恵者。認識番号は81194。

  • ママ
  • グレイス=フィールドハウスの管理人。裏では鬼の冷酷な手下として人間農園を管理する飼育監(ママ)。
    認識番号は73584。

  • クローネ
  • ママ・イザベラからの監視強化の要請により、本部から派遣された補佐役。識番号は18684。

あらすじ

主人公エマは11歳の女の子。
38人の兄弟姉妹や親愛なるシスター(ママ)と共に、
孤児院・グレイス=フィールドハウス(GF)で楽しく暮らしていた。
ここGFでは、12歳になるまでに全ての子供が里親に出される。

GFで毎日行われるテストの結果によって選別されていた。
自分たち3人がフルスコア(満点)
ある日里子に出されることになったコニーが、いつも持っているうさぎのぬいぐるみを忘れていったのを見つけ、エマとノーマンは、規則を破り「門」に届けにいった。
しかしそこで見たのはコニーの死体と異形の化け物。
会話の中から、自分たちが食べられるために育てられていて、ママもグルだと言うことを知り愕然とする。
思わぬ形で孤児院の秘密を知ることになった二人は情報を整理する。

  • GFでは毎日テストが行われる。
  • スコアが低い順に出荷される。
  • 自分たち3人はいつもフルスコア(満点)
  • 自分たちがフルスコアだから出荷を保留されていた。
  • 年齢とスコアには肉質に相関関係があるかもしれない。
  • 12歳を過ぎると無条件に出荷される。

以上のことから、鬼の狙いが、発達した脳を食べることだと推測する二人。
エマとノーマンは同じ最年長で、フルスコアのレイを味方に引き入れ、ママを出し抜き、農園からの脱走を計画する。
真実を知られたと知ったママは、子供たちへの締め付けを厳しくする。
「ママ」の座を狙い、イザベラを蹴落とそうと企むシスター・クローネも加わり、事態は混迷を極めていく。

感想

良質のサスペンス!

前から評判が良かったので、7巻まで読んでみた。
もう面白くてハマってしまった。

エマ達とママとの頭脳戦、心理戦がたまらない。
少ない情報から推理していくエマ達と、薄々気づいているけど、証拠がないから間接的に脅してくるママとの冷戦がヤバい!

エマ達の深謀遠慮も、それを嘲笑うかのようにママに上をいかれてしまう。
母であり師でもあるママには、何もかもお見通しで、何から何まで上手のママを出し抜くのは簡単ではない。

例えば迷子の子を探す時、懐中時計を見てから連れ戻すまでの早さに違和感を覚えるエマとレイ。
あれが時計ではなく、体内に発信機を埋め込まれていて、それを懐中時計型のレーダーで監視されているかも知れないと推測する二人。
少ない情報。
状況は何もわからない。
何が分からないかも分からない。
壁の外は一体どうなっているのか?
こちらの情報を何一つ与えず、向こうの情報を得なければならない。

手に汗を握り、ハラハラする駆け引き。
子供たちの中に内通者も現れ、先が読めない。
残酷な世界で揺れる登場人物の心理描写が重いけど、目が離せない。

お気に入りのシーンは、1巻99ページ。
コニーの絵があった所を前にして、感傷に浸るエマに対して、間に入って顔を覗き込むママのシーンが最高に痺れる。
これにはゾックっとした。
あのママの冷徹な顔ときたらたまらない。
愛しのママと言ういままでの仮面を脱いで、戦いのゴングが鳴ったなと言う感じ。

まだ読んだことないあなたは、絶対に損してます。
これは読んだ方が良い作品です。
おすすめです。




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