もくじ
【書評】野呂エイシロウ著『終わらす技術』を読んで
基本情報
新書: 221ページ
出版社: フォレスト出版 (2011/8/6)
言語:日本語
ISBN-10: 4894518422
ISBN-13: 978-4894518421
発売日: 2011/8/6
梱包サイズ:17 x 10.8 x 1 cm
著者プロフィール
1967年生まれ
愛知県出身
職業:放送作家・コンサルタント
「天才・たけしの元気がでるテレビ!!」、「鉄腕!DASH!!」他多数を手掛ける。
感想
読みやすい
新書サイズで小一時間ぐらいで読み終えるとても読みやすい本です。
特に難しいことも書いてないです。
とにかく終わらせる!
「とにかく終わらせる!」。いろいろ書いてありますが、この本のメッセージはこれだけです。
当たり前すぎて、普段おろそかにしていることを思い出させてくれます。
著者が言うには「新しく始めるためには終わらせないといけない。」
理由をつけては終わらせない。そうこうしているうちに面倒くさくなって、何も終わらない。
こういう経験よくあります。
やるべきことが溜まってしまって、にっちもさっちも行かなくなる。
それをふまえて、物事をしっかりよい形で終わらせるための三つのステップを定義しています。
- 1.目的を明確に見据える。
…これができていないから、そもそも始まらないし、終わらない!
- 2.一個一個を確実に片付ける。
…これができていないから、あちこち散らかりまくって、終わらない!
- 3.正しい場所に着地させる。
…これができていないから、未解決案件を引きずって、終わらない!
1と3はアバウト過ぎて良く分からないですが、2の「一個一個片づける」は今日からでも始められる。
本には書いてないけど、「やらないことリスト」を作るのも良いかも知れない。
タイトルと違う?
技術と銘打ってる割に「終わらす技術」はほとんど書いてない。
文字通り「終わらせる技術」を習得したいと思って手に取ると、少しガッカリするかもしれない。
前半はともかく、後半はタイトルと明らかに異なる内容が書いてあるように思える。
言ってることは間違ってないと思うし、なるほどと思えることも多いが、「コレ「終わらす」ことに関係ないよね?」と言う気持ちになる。
例えば、
一万円札を基準にする
とか良く分からないことも書いてあるけど、悪い本ではないから一度読んでみるのもありです。
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