ビエネッタよ、永遠に――憧れ続けたアイスが消える日

https://ja.wikipedia.org/wiki/ビエネッタより引用

森永乳業のニュースリリースを掲載しています。おいしいをデザインする、【森永乳業株式会社】

子どもの頃、とても憧れたアイスがありました。森永乳業の「ビエネッタ」です。
あの幾重にも重なる美しいチョコレートの層、まるで高級なケーキのような佇まい。まさに”特別”なアイスでした。

でも、うちでは親に何度か頼んでみたけど買ってもらえなませんでした。

アイスといえば、箱入りの安い棒アイスやカップアイスが定番で、「ビエネッタ」は贅沢品だったんです。
いつか食べたいと思いながらも、結局その機会は訪れず、いつしか存在自体を忘れてしまっていました。

そして先日、「ビエネッタ」が2025年3月末で販売終了するというニュースを見ました。
懐かしさとともに、あの憧れが一気に蘇りました。
「これが最後のチャンスかもしれない」と思い、スーパーやコンビニを探し回りました。しかし、どこにも売ってません。
すでに人気が再燃し、品薄になっていたのかもしれません。

結局、私は「ビエネッタ」を一度も食べることなく、その歴史の幕が下りるのを見届けることになってしまいました。
幼いころ憧れたアイスは、私にとって永遠に”幻の味”のまま消えていく。

食べられなかった悔しさと、思い出が蘇った切なさ。でも、それと同時に、子どものころの純粋な憧れを思い出させてくれた「ビエネッタ」に、複雑な感情が湧いてきました。

いつか、またどこかで復活することを願いつつ――さようなら、私の憧れのアイス。